日本もエネルギーが自給できる?
最近見るニュースは、太陽電池などに加え、メタンハイドレード、藻から取れる石油など、日本の持つ資源や技術が生かせる内容が多い。食糧も米を輸出する努力が最近目立つ。LED光源などを使った植物工場ができるといよいよエネルギーと食糧が自給できる。
もしかしたら、後、20年たったら日本は再び鎖国が出来るのではと思う。
思考実験だが、鎖国して困るのは日本、それとも他の国? 他の国だとしたらそどこ?
日本が困るとしたら、どうすれば解決する?
そういう風に考えると、困るのはアメリカと中国ではないか?
日本の困った点はたとえば、単純労働力、鉄などの資源の問題。でも、それらの問題の解決はレアメタルを覗いたら他国からの解決で済む。
話変わるが、中国はアフリカのどんな小さな国から要人が来ても中央電子台のメインニュースで流す。アメリカはCNBでも殆どない。日本はアメリカと中国だけ来たら大騒ぎ。これを見るだけでも日本という国は中国とアメリカにだけ特別な感情を抱いていることが分かる。昔は外人=アメリカ人、今は、世界=アメリカ+中国か。
日本に対して、感謝している人の数を世界中で数えたら、中国、アメリカ以外の人の方が多いと思う。私自身この2大国に住んで見て逆にそれ以外の国の重要性に気付く。
日本のこの大国意識は、古代から続く「世界一の大国のそばにいた小国」という位置づけからある意味しかたがないと思うが、歴史上、それ以外の世界観を持っていた偉人もいる。織田信長。彼は伊勢の水軍を使って東南アジアへ行こうとした。そこにバテレンの基地があるというのも一つの理由だが彼はそれ以外の何かを見ていたのではないか?彼が暗殺され、豊臣秀吉は元の日本の感情に戻り、結局、明朝を攻めようとした。そこに、元々殿様だった人物と農民だった人の育ちの違いと、合理的な考えが徹底してできる信長と感情面での天才だった秀吉の差を見る。大半の日本人の気分はやはり秀吉と同じなのかもしれない。
今、G2時代と言われる。その中で本当に日本はこの2カ国に尻尾を振って行く必要があるのか?もっと世界をしっかり眺めていく必要があるのではないか?
自分もずっとこの2カ国とかかわっているが、もっともっと世界と関わりたいと感じるようになっている。